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いかにして水道水の安全性が作られているか

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普段意識せずに飲んだり使用したりしている水道水。安全なものだと思っていますが、どれくらい安全性が保証されているものかは分からず、巷では水道水は危険なものだと言う人もいます。水道水は果たして本当に安全であるといえるのでしょうか。

危険といわれる所以

水道水が一部の人に危険だと言われるのは「塩素」、「水道管」などが特に危険視されています。塩素はプールなどで消毒にも使われるので聞いたことがあると思います。この塩素が実は問題にされているのは、塩素が水道水の成分と反応することで「トリハロメタン」が生まれてしまうためです。この物質は発がん性物質とも言われており、少なくとも人体に良い影響を及ぼすものではありません。この物質は短時間煮沸を行った際に増加する傾向にあると言われており、その対策として煮沸後時間を置いて使用する、といった対策もありますが、実際にこの方法が浸透しているとは言えません。 また過去の話で、水道水を家庭に送るための水道管にも問題があると言われている時代があり、一部の水道管では鉛やアスベストが使われているため、人体に大きな影響があるのではないかと言われていました。これらの水道管はすでに新しい物への交換作業が進んでいるため、昔ほど言われなくなりましたが、それでも平成20年頃において、アスベストの水道管は約1%程度使用されていた、というデータも残っています。

残留塩素の減少

水道水のなかに入っている塩素は「残留塩素」と呼ばれています。水道水を安全に家庭などに届けるために必要な成分で、この残留塩素が水道水のカルキ臭の原因になっているほか、トリハロメタンを生み出してしまう可能性をもっています。水道局はカルキ臭とトリハロメタンを減少させるため、残留塩素の量をより少なくしました。 とは言え、残念ながら塩素は必ずと言っていいほど水道水になくてはならないものです。もしこの塩素を水道水から抜き去ってしまうと、今度は様々な病原体が人々の生活を脅かすようになり別の問題が多数発生してしまいます。もしそうなってしまっては、恐らく人間は今の生活を維持することはできないでしょう。私たちが安全な水を利用するためには仕方がない、という側面があるのかもしれません。

水道管管理の徹底

水道局は水道管に関する問題にも積極的に取り組んでいます。鉛管やアスベスト管の交換や調査を行い、家庭の水道管によく使われている塩ビ管が環境ホルモンについても調査を詳しく行っています。自宅周辺の水道管がアスベスト管や鉛管であるかどうかを知りたいときや、異常や異臭などがあった際はすぐに対応してもらえます。ただここで抑えておきたいポイントが異常が発生しているのが、公道の下に埋設されているような水道管か、施設内の配管か、という場所の問題です。水道局は埋設された水道管について対応してもらえますが、施設内、例えば住んでいるマンションの場合ですと、そこのオーナーが対応せざるを得ません。 いずれにしても水に異常があった際は水道局に速やかに連絡を取り、問題の箇所に応じた対応を取ることが必要になってきます。

水道水質基準

水道水には多くの人により安全に届けるために「水道水質基準」が設けられています。水道水質基準は「水道法」及びこれに基づく「水質基準に関する省令」として定められています。「水質基準に関する省令」は昭和33年に公布されはじめました。平成15年に大きく改正され、その後も平成20年、21年、22年、23年、26年、27年と一部改正されています。日本の水道水質基準はWHOが定めている基準よりも厳しく設定されているので、かなり安全性は高いといえます。

おわりに

日本の水道水は世界から見てもトップレベルの安全性を誇る水です。確かにトリハロメタンをはじめとする塩素の問題。旧来的な水道管による危険性など、リスクが全くないわけではありませんが、ただただ危険視するのも問題の本質を捉えない見方だと思います。まずは水道水のことを知り、自分がどのように水と接していくかで考えることができればいいのではないでしょうか。

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